WALL・Eを見たよ

渋谷にて。いやー、本当に良かった。もはやアニメとかそういうカテゴリーをぶっ飛んで突き抜けて遥か先にいってしまった感を受けました。なんだかんだでアニメーションは日本のお家芸だと勝手に思っていたけど、今やそんなの関係ないんだね。

見た後に友人に聞いた話。実はWALL・Eピクサー創設の頃から(1979年だから30年前!?)温めていた構想らしい。人間が脱出してしまった地球に、ただ一台電源を切り忘れてしまったロボットがいたらどうなるのか。その出発点は、映画を見始めた自分達同様、思いもしないような展開に昇華し始める。

肝心の内容はあまり触れないほうが良さそうだから書かないけれど、映画のあちらこちらに数え切れないほどのアイテムが現れて、そのひとつひとつにわくわくしてしまう。アップルやMacを想起させる部分なんて興奮でよじれそうだ。いやー、うまいなー。

ただ、そんなネタとは別に、ストーリーとしてロボットとロボット、ロボットと人間、人間と人間のコミュニケーションの描かれ方が素晴らしかった。人と接することって、こういうことだったな、なんて改めて思い直してみたり、隣で見ている連れとの関係を改めて考えてみたり。ロボットは指令に対して忠実で、その役割を果たすためには他の何事もいとわずに突き進む。人間だったら躊躇してしまう場面を乗り切るその爽快さに、本当はもっと素直でいいんじゃないかな、なんて思いました。では。


今日の一曲:白波トップウォーター / サカナクション