nest festival'08

気付けばチケット完売という状況で、いったいどんな盛り上がりになるのやら。当日は部屋の掃除に夢中になったお陰で、渋谷到着が3時半過ぎ。道玄坂を足早に進むも、休日の渋谷は思ったよりも混んでいて、なかなか思うように進まない。ややイライラがつのるも、無事にo-east到着。入場すると既に渋さ知らズセブンが始まったところ。さて、感想です。


渋さ知らズセブン
オーケストラは何回も見ているけれど、少人数編成の渋さは初体験。むしろ注目は不破氏のベース。これがぶりっぶり。通常のオーケストラでは50名超の音が入り混じり、良く言えば迫力あれど、細かな音よりも見た目のインパクトに持っていかれがちなわけで、渋さの楽曲をじっくり楽しむには、このミニマムな編成がベストなのではないかと思った。とは言え、渋さの持ち味である集散のそれはきっちりと。独特のポップなメロディから⇒それぞれのソロやぐちゃぐちゃフリースタイルへの雪崩れ込み⇒そして収束というある種のカタルシス。満喫。


Group_Inou
異常な盛り上がり。彼らの楽曲のアッパーさが、フロアの熱気と相まって最高の瞬間を向かえていた。思わず前線に飛び込みモッシュ。つきあがる拳。興奮の坩堝。お陰で翌日やや風邪気味...(笑)今井くんのツマミをいじるアクションが最高に好きだ。


OGRE YOU ASSHOLE
「コインランドリー」は好きなんだけど、全体的にはあまり乗り切れず。変なバンドだし、演奏は良いし、音はかっこいいし、ただなんとなくめちゃくちゃ好きにはなれないバンドなんだなぁ。


○nisennenmondai
なにげに初。いやー、スゲェェーーーー!とにかくかっこよかった。ドラムの暴れっぷりが素晴らしい。ギターがフレーズをどんどん重ねていく。ドン・キャバレロばりのゴツさを感じた。バカな表現ばかりになってすいません。Great!


Shing02
琵琶と和太鼓を交えた編成。途中でラップしてたたむらぱんがかわいかったな。今日はいつもよりライムが、というよりも言葉のひとつひとつが届く感じがした。序盤は歪曲からの楽曲中心、そして最後はLuv sic⇒400という流れ。ニヤニヤしてしまった...。改めて凄みを感じました。


I am robot and proud
代官山UNITで見たときは3人編成だったけれど、今回はソロ。1人でいくつもの音を紡ぎだすその姿がなんだか変な話だけどキレイだった。バタバタしないんだよね。音もソロだとまた違った味があって、楽しめた。観客は踊るよりもじっくり彼の動きを見ている感じ。曲が終わった後の歓声が、その素晴らしさを表していたのではないかと思う。


toe
今回のイベントはアーティストの転換が短く、セッティングが大変だったんじゃないかなー。toeが始まる頃には20分程度押している状態。彼らの音は繊細さが持ち味だと思うけど、序盤は少し音がばらばらな気がして、いまいち集中できず。大好きな「グッドバイ」もぼわぼわ。中盤以降、キーボードの中村圭作(Kowloonの人ね。最高デス。)が離れ、初期頃の曲。そしてここからが凄まじかった。繊細なギターフレーズと激しい狂気が入り混じる。暴れるフロント二人。ぐわぁーーって鳥肌。あまりにも素晴らしくてぼーっとしてしましました。やっぱ彼らは室内の方がいいっすね。感動しました。

という感じ。後にDoshトクマルシューゴを控えていたけど、やや体調不良ということもあり自重。見たかったなぁ。でもここで帰ることにしました。とはいえtoeがとんでもない演奏を聴かせてくれたお陰で、あんまり後悔はしてません。nest festivalは素晴らしすぎるイベントでした。来年もあったらいいなー。