Rage Against The Machine@幕張メッセ

週末は幕張へ。雨降りしきる寒さをかみ締めつつ興奮は抑えられず。ライブは凄かった。トムのギターはキレすぎだったし、バンドとしての体力も全く衰えていなかった。ザックの顔を見て少しふけたな...なんて思ったけど、彼のラップもアクションもそれ全てがレイジそのものだった。でも、あえて言わせてもらえるなら、これは10年前に聴いていた音楽なんだよなぁってことだった。言うまでもなく素晴らしい曲、観客の異常なまでの熱気、蒸れかえったメッセは興奮の坩堝と化していたけれど、極端に言えば懐メロだった。彼らのメッセージはどこまでも普遍的で、僕はそのすべてに感動をしたけれど、そこに彼らなりの新しさはなかった。できるならば新曲を作ってくれないかな、最後の「Killing In The Name」でバカみたいに踊り狂いながら思った。ライブが良かったからこそ、切実に感じてしまう。アーティストは現在進行形でなければダメなんだよ。結局、これではイーグルスやポリスの再結成と変わらないじゃないか。彼らのツアーが落ち着くころに、アルバム作成のニュースが入ることを密かに願いながら僕は会場をあとにする。



今日の一曲:The Sky Was Pink / Nathan Fake