Sufjan Stevens@渋谷Club Quattro

昨夜はSufjan Stevensのライブ@渋谷クアトロ。着いたのがかなりギリギリで、待たせていた友達と慌てて会場へ。すると会場内はぎゅうぎゅうのパンパンで物凄い熱気...。これでもかと混み合うクアトロに、久しぶりで少々キョどる。てか、めちゃくちゃ外人が多い。会場内3分の1を外人が占めているのではないかってくらい。彼ら、縦にも横にもデカいので、なんか凄い圧迫感(笑)仕方なく後ろの方に陣取りましたが、もう少し早く来たかった...。


ライブはまさに驚きの連続。まず、来日メンバーが多い。当初の発表ではSufjan (vocals, piano, guitar, banjo)、Casey Foubert (guitar) 、Shara Worden (vocals, glockenspiel)、Annie Clark (bass, vocals)。これに管楽器隊(トランペット、クラリネット、ホルン、サックス等々)の5人がプラスされていた。もはや初来日とは思えないほど豪華な布陣。そういえばSigur Rosの初来日時はamiinaなしのシンプルなバンド4人編成だったなーと思い出し(それもクアトロだった)、今回の来日にSMASH側もスフィアン側も気合が入っているのだろうと思えたり。それからヒデアキ!クラリネット&サックスを吹いていた日本人のヒデアキはスフィアンの友達?かな。彼によるスフィアンMCの通訳が抜群に面白い。ゆるいし、要約しすぎ。でも、なんか仲が良さそうな、お互いのことを分かっているからこそって感じが良かった。途中、「僕が訳さない場合はだいたい彼スベってるから」とか言ってたし、会場爆笑。


今回は東京・大阪の2公演のみということで、本日が最終日。大阪の人の入りは7〜8割程度ということで、満タンの東京のお客を見てどう思ったかは分からないけど、全体的にテンションは高めな感じ。バンドの演奏は本当にうまいし、また誰もが色々なポジションをこなしてしまう。Sufjan自身も、ピアノを弾いて歌っていたかと思えばいそいそと立ちだしてギターを持ったりバンジョーを持ったり、もうみんながそんな感じでおもしろい。あと、途中曲の間ずーっとフラフープする人が出てきたり。なんだか妙でおかしな空間。でも歌は真剣。そのギャップにまたぐっとくる。


曲はやはりイリノイのものが盛り上がる。でも極端にというわけではなくて、みんながみんなSufjanのことを待ってたんだよ!って、そんな雰囲気で温かくて熱狂的で、混みまくってるのになぜかとても心地が良い空間だった。どの曲も良かった、そりゃ。でも、やっぱり最後の「Chicago」は圧巻だった。リズムが叩き出されたその瞬間、熱気がさらに上昇する。「all things go, all things go」、コーラスが高らかに歌い上げる。本当に熱い涙がこみあげて、でも我慢して、ステージを凝視してた。彼の全てを見せ付けられているかのようなステージは、すでに今年のハイライトを予感させた。ヤバい...。結局2時間を越すステージが終わる頃にはヘトヘトになっていたけど、本当に素晴らしいステージに出会えたことに感謝しつつ満足感で一杯になった。また来ないかな。フジロックとか...、期待しよ。


Sufjan Stevens - Chicago

Illinoise

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